エジプトの暦
エジプトのカレンダー
(グレゴリオ暦、ヒジュラ暦、礼拝の時間など)
古代エジプトの暦は世界中で一番最初に出来た暦です。ずいぶん古いのに、今の暦より正確だと言われています。今は公式には使いませんが、農業や気候にぴったり合うので、紀元前約4241年から今までエジプト人の農民は使っています。これは季節が三つ(洪水季、冬季、夏季)ある太陽暦でした。年は365日か366日で、一年に12月で、一か月に30日がありました。残りの5日か6日は年の終わりの休み日のでした。年月日はこう書いていました「年、月、季節、日、王様の名前」。
帝国ルーマニアがエジプトを占領した時、ユリウス・カエサルはエジプト人の天文学者に頼って、古代エジプトの暦を変更した後、ローマで運用しました。16世紀半ばにはキリストの誕生が暦の初めになりました。春分日によってまた変わって、現行の太陽暦として世界各国で用いられているグレゴリオ暦です。エジプトは今まで正式に使っています。でも、オリエンタル正教会は変更することを拒否したので、今でも13日の差があります。ですから、日本のクリスマスは12月25日ですが、エジプトのクリスマスは1月7日です。
「ヒジュラ暦」はイスラムの暦です。ウマル・イブン・ハッターブという第2代正統カリフを作った太陰暦です。預言者ムハンマドとイスラーム教徒がメッカからメディナへ聖遷した(ヒジュラした)年をヒジュラ暦元年とする新たな暦を制定した。1年は約364日で、一年に12月で、一か月に29.5日(29日か30日)があります。
第1月 - ムハッラム
第2月 - サファル
第3月 - ラビーウ・アル・アウワル
第4月 - ラビーウ・アッ・サーニー
第5月 - ジュマーダー・アル・ウーラー
第6月 - ジュマーダー・アッ・サーニー
第7月 - ラジャブ
第8月 - シャアバーン
第9月 - ラマダーン
第10月 - シャウワール
第11月 - ズー・アル・カアダ
第12月 - ズー・アル・ヒッジャ
エジプトは公式に使いませんが、イスラーム教徒にとても大事な暦です。グレゴリオ暦とヒジュラ暦とで11・2日の差がありますから、毎年変わります。例えば1420年3月1日は夏でしたが、1435年3月1日は冬でした。
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